最高故に王道。額の痛みを軽減する定番PICO4用フェイスクッション［AMVR Leather Face Cushion レビュー］

PICO4の最大の不満点でもある部分が純正のフェイスパッド。硬すぎだしフィット感無いし本当に残念。その現状に耐えられなくなり、PICO4の定番フェイスクッションのAMVR製レザーフェイスクッション購入。2か月程度使用したのでレビューしようと思う。

数少ないフェイスクッションの中で圧倒的に高評価を受けているこの商品の神とゴミの部分を伝えれれば幸い。

AMVRって？っていう人向けの小話

AMVRは主にQuestシリーズやPICO4に向けた周辺機器を展開しているメーカー。展開している商品は幅広く、VR環境をアップグレードする周辺機器が多い。

特にQuest2向けの商品はほぼなんでもある。ヘッドストラップやグリップカバー、フェイスパッドに給電ケーブル、チャージングドッグにスタンド、収納ケースからケーブル吊り下げフックまで、VRで考えられる環境改善アイテムはほとんど取り扱いしている。

個人的に一番面白いと思ったのが、ゲーム種別毎に向けたコントローラーに取り付けるアイテムがある事。

例えば釣りゲーに向けた、コントローラーを竿っぽくするアイテムだったり、ゴルフゲーに向けた、コントローラーをドライバーっぽくするアイテムだったり、ビートセイバー向けの棒だったりとよりゲームへの没入感を上げてくれるアイテムが複数存在するのが面白い。

開封

箱は正面から見て横17,5cm縦11.5cm高さ9cmサイズ。

フェイスクッション以外にもクロスがついているのはポイント高い。説明書は英語表記。

本体

フェイスクッション本体部分はクッション部分とノーズパッド部分、PICO4に接続するプラスチック部分の3つに分かれている。各パーツごとに掃除出来るのはポイント高い。

クッション部分はマジックテープで固定する方式。結構強力なマジックテープなので自分で外そうと思わない限りは勝手に取れたりしない。

プラスチック部分は上に2か所、下に2か所蒸れ防止の為の通気口があり、レンズ部分の曇り止めに役立つ。

ノーズパッドは特に変わった点はなし。純正に比べて固定部分が甘いため少し外れやすいのが玉に瑕。

メガネについては純正の眼鏡用スペーサーも使用できるので分厚いメガネ出ない限りは無問題。

純正との比較

純正と比較。誤って純正側のノーズパッドを外したままの撮影をしてしまったがそこはご了承願う。

外観

正面やや下からの撮影。AMVRの方が内側へ湾曲している為奥行がある。

純正よりも湾曲が大きい。レンズまでの距離が近くなるため、視野角の向上も人によっては伺える。

横からの撮影。純正に比べて高さがあり、クッション部分が全体的に広い。

横幅は余り変わらない。クッション部分が純正より湾曲しているため、AMVR製の方が大きく見えるものの変わるのは高さのみ。

クッション部

厚みの最大値は、純正が約2.2センチ、AMVR製が約1.2cmと単純な厚みは純正に劣る。しかし純正は厚みがあるだけあってクッションそのものが硬く全体的なフィット感が無いので額が痛くなりがち。

重量

重さは純正が51g、AMVR製が63gと12gほど重い。とはいえ本体に近い位置での12gの違いなので体感は余り変化なし。

メリットデメリット

メリット

顔との接触面が広い

AMVR製の最大のメリット。純正に比べてクッションが柔らかく、よりフィットしやすい形状になっているので、顔との接触面が均一で負荷がワンポイントで無く全体に掛かるようになっている。

純正は負荷が均一でなく額部分に一番圧力がかかっていたため額が糞ほど痛くなっていたがAMVR製ではそんなことはない。比にならないぐらいフィットするし痛みもない。

レンズとの距離が近い

純正と比べ、内側に湾曲しているのでレンズとの距離が近い。近いと視野角の向上につながり、没入感が上がる。

光漏れが減る

純正と比べフィット感が増しており、顔全体を隙間なく覆えるので必然的に光漏れも減少。光漏れはコンテンツの没入感にかかわるのでデカい。

通気性の向上はまぁまぁ

上記で紹介した通り、プラ部分の上下に通気性向上のための通気口がある。

といってもただ穴が少しだけ空いているだけなので気持ち蒸れが減ったかな？といった程度の通気性。夏場はこの程度の穴関係無しに蒸れる。

この通気口の所為で光漏れをしたりすることは一切ないのでその点はGood。

デメリット

ノーズパッドの一部が使用中に外れる

AMVR製では固定の為に左右に穴があり、それをプラ部分にある突起に刺して使用するのだが、VRゴーグルを頭から外す時等に突起から外れてズレる事が多々ある。

純正フェイスクッションより鼻回りのクッションが良くも悪くも広いのでそれの所為でノーズパッドと干渉して外れている可能性はある。

メガネの使用は物によっては難しいかも

メガネは基本的に問題ないが、フレームがデカいメガネだと厳しいかもしれない。

私はメガネユーザーではないので常用はしていないが、試しに下画像の眼鏡を使用してPICO4を付けてみた。少し耳回りに圧迫感はあるものの、調節すれば目がレンズに触れずに快適に使用出来た。

逆にこれより太いフレームや大きさの眼鏡だと厳しいかもしれない。

まとめ

正直、これといったデメリットはノーズパッド部分ぐらいで他は個人的には完璧な出来だった。純正フェイスクッションであった不満点を全て解決してくれており、PICO4のフェイスクッションで王道になるのも頷ける。

まだ純正フェイスクッションを使用している人は間違いなく購入した方が良い。特に純正使用していて額が限界な人には絶対勧める。多少お金がかかるが費用対効果は抜群だと感じた。