ゲームデバイスと言えばキーボードマウスやコントローラーが代表的だが、面白い事に世の中にはそれに反したかのような一風変わったゲーミングデバイスが存在する。
そんな異端児たちを今回は紹介しようと思う。
史上初ゲーミングトラックボール「Game Ball」
FPS界隈にはトラックボール勢が少数だけど存在する。
そんな人向けにこんなトラックボールがつい最近発売されていた。
それがこれ「game ball」
game ball公式より引用:https://www.gamingtrackball.com/
制作に5年と本気
まぁ当然と言えば当然なんだけどゲーミングトラックボールなんて今まで前例がなかったわけであってデファクトスタンダートとなるものが無い。
形、精度、耐久性今までのトラックボールよりも一つ上を求められるものだろうから5年かかるのはしょうがない。
むしろ早いまである。
ゲームボール公式サイトで誕生秘話等動画で見ることが出来るので気になった方は是非。
gameball公式サイト:https://www.gamingtrackball.com/
ゲーミングの名に恥じない機能性
当然だけど性能はゲーミング仕様でてんこ盛り。
高解像度のPixart センサー、オムロン製スイッチ、5つのプリセットDPI、ポーリングレート1000hzと高級ゲーミングマウスと同等機能を持ち合わせている。
他社製のトラックボールよりポーリングレートが高い且つ、ゲーミング界ではおなじみのPixartセンサー使用のため繊細な動きや滑らかさがかなり変わる。強い。
通常のトラックボールにはないDPI変更機能が存在するのも大きなポイント。400,800,1200,2000,3000とあるため操作感で困る事はない。
そのほかにもタッチスクロールセンサーを搭載しており、スクロールはトラックボールの周りにある円で出来る珍しい機能も搭載。
親指タイプのトラックボールであればスクロールホイールが最適解だと思うが、人差し指と中指タイプのトラックボールならこの方式が最適解なのかもしれない。
下記は仕様詳細。
GameBall仕様詳細
- 互換性:
- Windows 7 以降
- Mac OS X 10.8 以降
- 人気のある Linux ディストリビューション
- Chrome OS
- Android 5 以降
- 有線 USB ケーブル接続 (70 インチ / 178 cm)
- 人間工学的に両手利き
- 高解像度光学センサー (PixArt)
- ネイティブ CPI/DPI 解像度: 400、800、1200、2000、3000
- 1 年間の限定ハードウェア保証
- プラグ アンド プレイ インストール
- セラミックベアリング
- 寸法: 162mm (6.4 インチ)、119mm (4.7 インチ)、52mm (2 インチ)
- ボール: サイズ 38.1mm (1.5 インチ)
- 重量: 230 グラム (.5 ポンド)
- オムロンスイッチ
- 1000Hzポーリングレート
- 英国製
- CEおよびFCC認定
- 現地語マニュアル付属
公式サイトより:https://www.gamingtrackball.com/
入手はやや困難
日本国内で販売していないため購入する場合は個人輸入をしなければいけないのはネック。
お値段$138+輸入諸経費で2万円強。円安つらいね。
公式サイトから直接日本に配送することは出来ないので、もし購入する場合はアメリカの転送業者を使って日本に配送する必要がある。今回は配送のやり方までは紹介しないので他のサイトで調べてくれ。
脱キーボードを目指した左手デバイス「ALT Avatar Motion Controller」
左手デバイスと言えばRazerのRazer Tartarus V2等のキーボード+αな左手デバイスが有名だが、ALT Avatar Motion Controllerはキーボード部分が一切存在しない脱キーボードを目指した個性派な左手デバイス。
PLA LAB社が販売ている。因みにデザインは元Razerのデザイナーが作成したらしい。
ALT Avatar Motion Controller公式より引用:https://www.gamingtrackball.com/
3つのスティックで操作
メイン操作が中央のスティック。中央スティック、左右スティック共に上下左右斜めの8方向に入力可能でそれぞれキーマッピング可能。中央のホイールを回転させる事でマッピングを瞬時に変更することが可能と見かけ以上にキーマッピングが可能になっている。
シンプルかつアクセスもしやすい配置のため、一見へんてこなデバイスだが慣れたら最強かもしれない。
FPSにお勧めらしいがその他PCゲームにも使用が出来るため万能ではある。
NOタイピングを掲げてる
サイトに行くと如何にタイピングでゲームをするのがデメリットしかないか事細かに書かれている。面白い。
↑1つの指で細かな操作が出来るのに対してキーボードは5つの指が必要。
常に再配置が必要だし入力回数も多くまるで石器時代と言いたい放題。
↑長所と短所をびっしり書いてる。
確かに上下左右の移動にわざわざWASDで移動、その他のキーも事細かに押すとなるとキーボードは優秀なデバイスとは言い難いので公式に書いてることは理論的には間違ってないし面白い挑戦。
現在は受注生産のみ且つ発売前
現在発売前且つ半導体不足の為、予約注文のみの受け付けている。住所登録の部分で日本も選べたし多分中間業者を挟まずに輸入が可能。お値段は150ドル(22,000円)+送料。
PLA Labsの公式サイトのお問い合わせから予約が可能だから気になった方は予約してみてほしい。
パームレスト型デバイス「WRAEK Tactonic Pro」
こちらはキーボードの下に置くパームレストをデバイスにしちゃったよっていう商品。wraek公式サイトより引用:https://www.wraek.com/
手のひらがジョイスティックに早変わり
圧力感知はわずか10gと少なく、超高感度のセンサーを搭載しているためあまり力を入れずに入力が可能。
移動でWASDを使う必要性がなくなるので左手の負担は減るかもしれないし面白い試み。
現在は予約分完売済み
キーボード+パームレスト、またはパームレスト単品で販売しているが残念ながら現在は予約分全て完売している。
値段はパームレスト単品で18,011円。キーボード+パームレストは39,201円とキーボードにしては少し高めな値段だがこの商品でしか体験できないので購入する価値はある。因みにクラウドファンディング先行予約分だと30%引きの値段で購入できたみたい。
気になった方は公式サイトから見てみてほしい。
史上初スマブラ用レバーレスアケコン「Smash Box」
スマブラだって格ゲーまがいのゲームなんだからアケコンがあってもいいじゃないかと考えて生み出されたのがこのスマブラ用レバーレスアケコンの「Smash Box」
レバーレスアケコンで有名なhit BOXがスマブラ専用に作ったアケコン。
理論値最強であるレバーレス
レバーレスコンは通常のコントローラースティックで限界のある操作も慣れたらほぼミスすることなく出来てしまうという理論値最強なメリットがある。hitBOXはあのウメハラさんも使うぐらいだから間違いない。
しかしこのへんてこな見た目からも想像がつくように慣れるまでは非常に時間がかかるある意味ピーキーな性能をしている面白いコントローラー。
最近だと海外プロのESAM選手がsmashboxを使ってメジャー大会9位という実績を残している。
定期的に販売しているので入手は容易
hitBOX公式サイトにて現在次回入荷分の予約注文を受け付けているようだ。
定期的に販売しているので欲しい時に購入できるだろう。値段は249$+送料なので3万円後半あたりになる。
まとめ:世界には面白デバイスが至る所に転がっている
今回は4つほど紹介したが、今回紹介した以外にも面白いゲームデバイスはごまんと存在する。
いつかその中でデファクトスタンダードとなるものが出来るのか今後もゲームデバイスの進化には注目していきたい。
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