前回でペンタブの設定関連の説明は一区切りつき、終了した。
前回までである程度は語り終えたけど、一つ語ってないことがあったので今回語ろうと思い執筆。
それがFPS使用におけるペンタブの選び方。
ペンタブでFPSやりたいけど何買ったらいいか分かんない人に向けてペンタブFPSに必要な基準だったりを話していくのでよろしく。私の主観なので参考程度にお願いする。
液タブはNG、板タブでやろう
液タブで画面映しながらエイムすれば最強なのでは?と思う人もいるかもしれないので一応話しておく。
結論から言うと、マウスモードにすれば多分出来るけどおすすめは出来ない。
その理由は下記4点。一つ一つ話していきます。
- リフレッシュレートが低い
- 応答速度が高い
- 値段が高い
- 手物で画面が視認難
リフレッシュレートが低い
まず、リフレッシュレートについて。
PCゲーマーならわからない人はいないだろうけど、一言で説明するなら
1秒間にモニター(ディスプレイ)画面が何回書き換わったのかの回数を示している数値の事。
高い方がパッと見ぬるぬるになって低い方がカクカクに見える。安いモニターなら60hz中堅だと120hzくそ高いと240hzといった感じでどんどん数値が上昇していく。
液タブに関しては現状120hzの液タブは存在しない。なので60hz固定になる。これは痛い。
FPSゲーマーにとっては致命的なフレームレートにかかわる事、この時点でおすすめはできない。
因みに板タブの場合、リフレッシュレートは自分の持っているモニター依存なので関係なし。
応答速度が高い
これもゲームをするなら必須項目。
モニターの色が別の色に移り変わるまでにかかる時間の事を指し低ければ低いほど残像が減る。
普通のモニターは5ms~1msと描写残像はかなり抑えられているが液タブは別。
液タブは25ms~14msとモニターに比べかなり高い数値になっている。
因みにテレビはものにもよるけど8ms程度なため、テレビの2倍描写残像があると思ってもらえばわかりやすい。
値段が高い
板タブは安もんだと5000~7000円位ですが液タブはサイズにもよりますが安もんでも2~3万円と高い。
液タブ買うなら板タブ+モニター買った方が吉。
手が邪魔
当たり前だけど、液晶に触れて操作をするため液晶に手をかぶせて操作することに。
はい。手が邪魔。右下はほぼ見えない。
視野を狭くするデメリット付きでの操作になる。
液タブとして使わないならあり
ここまでボロクソに叩いてきたわけだけど、液タブを板タブとして使える物もあるので、板タブとして使うなら大いにあり。
板タブのサイズは基本大きくても10インチ程度、だけど液タブなら10~32インチのサイズがある。値段もサイズも大きくていいから、入力範囲を広げたいし液晶で絵も描きたいって人には全然ありな選択肢。
ペンタブFPS、製品の選びのポイント
前置き長すぎ。やっと本題。
ペンタブFPSをする際、どの製品の何処を見て決めるべきか分かりにくいので私的に見るべきポイントをまとめてみた。それがこちら。
- 読取分解能(mm・LPI)
- 読取速度(PPS・RPS)
- 読取精度(±mm)
- サイズ
この4点を比較して購入して頂ければ幸せになれる。
逆にペンタブでよくある売り文句の筆圧感知だったり傾き検知は一切気にしなくて大丈夫。
読取分解能(mm・LPI)
他の表し方で『読取解像度』 なんて書き方をされたりもしている。
これは、ペン先の動きを検知するための精度の精密さを表すもので、追従時のズレにかかわってくる項目。
『mm』や『LPI』で表され
『mm』の場合は値が小さい方がより細かく性能が高く、
『LPI』の場合は値が大きい方がより細かく性能が高くなる。
といっても、大体の商品は2540LPIか5080 LPIかの2つで組み分けされてるので、何も考えないで購入したい方は取り敢えず5080LPIを選べば幸せになれる。
読取速度(PPS・RPS)
これはペンを動かした時に追従する反応速度を表した項目。
簡単に言えば『遅延』。
数値が大きければ遅延が少なくなり、数値が小さければ遅延が大きくなる。
板タブの場合は133pps~266ppsの間で決められてる。
読取精度(±mm)
これはペン先をタブレットに置いた時の位置情報誤差の最大値を表した項目。
値が大きければ大きいほど意図した場所とは違った場所に入力行く、逆に値が小さいほど誤差は少なくなる。
こちらは主要メーカー事に大体決まった数値。有名なペンタブメーカーの数値はこんな感じ。
XP-Pen | ±0.01インチ (±0.254mm) |
Wacom | ±0.25mm |
HUION | ±0.3mm |
GAOMON | ±0.3mm |
サイズ
板タブのサイズはS・M・Lの3種類で分かれている事が多い。
モニターのサイズに合わせて購入することをお勧め。
モニターのサイズのわりにペンタブが小さかったりすると、違和感が生まれてしまうので下記を参考に検討をどうぞ。
モニターサイズ | ペンタブサイズ |
~15インチ | S |
15~24インチ | M |
25インチ~ | L |
で、どれがお勧めなの?
上記を踏まえた上で私がお勧めする機種を2つほど紹介。
1.XP-Pen Deco 01 v2
性能 | XP-Pen Deco 01 v2 |
読取分解能(mm・LPI) | 5080LPI |
読取速度(PPS・RPS) | 最大266≧200RPS |
読取精度(±mm) | ±0.254mm |
サイズ | M |
XP-PEN Deco 01 V2は私がダイヤまで到達した時に使用&現在も使用しているペンタブ。
読取に関してはハイレベルを維持しつつ、サイズもMサイズとゲーマーが一般的に使う24インチモニターとの相性もばっちり。
絵描きよりもペン先を消費するので替え芯が8つ付いているのもGOOD
しかも値段が同等性能の商品と比較しても安い。この性能、サイズで5,850円はおすすめ。
傾き検知の甘さ等を加味すれば評価は下がるけど、FPSにおいて上記4項目以外の性能はほとんど必要ないため私はこのペンタブを選択。ボタンのブレ以外は満足だった。
2.GAOMON S620
性能 | XP-Pen Deco 01 v2 |
読取分解能(mm・LPI) | 5080LPI |
読取速度(PPS・RPS) | 266 |
読取精度(±mm) | ±0.3mm |
サイズ | S |
Mサイズでも大きいって人にはお勧めのペンタブ。
読取精度はXP-Pen Deco 01 v2に少し劣りますがそれ以外は同等の性能。
しかも値段が安い。僅か3,500円。お試し感覚でもありなペンタブ。
まとめ
これでペンタブの事はほぼ語り着きたね。
ペンタブでFPSをしたい方は参考にどうぞ。
ペンタブFPSを語った回のまとめはこちら
ペンタブでAPEXを快適にやりたい人の為の設定解説【問題点浮き彫り編】1/3
ペンタブでAPEXを快適にやりたい人の為の設定解説【ドライバ変更編】2/3
ペンタブでAPEXを快適にやりたい人の為の設定解説【キーボード編】3/3
【APEX】FPSで使用するのにおすすめなペンタブの選び方解説&紹介
NEWペンタブでFPSを快適にやる方法を再度考える【OpenTabletDriver使用方法&設定解説】
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