GCコンには8角アシストがある。スティックの可動域最大部分を〇ではなく八角形にしただけだが、スマブラにおいては結構重要。攻撃のシフトやジャンプ、格ゲーキャラのコマンド等、可動域最大部分が〇のコントローラーに比べてかなりやりやすくなる。
そんな8角ガイドをプロコンにも搭載できるシェルがeXtremeRateから販売されているので買ってみた。
現在持っているプロコンの表面が劣化してきたから見た目も変える事が出来るし一石二鳥。
↑今のプロコン。吹いても汚いので変えたかった。
eXtremeRateとは
取付前にeXtremeRateについて少し話す。
eXtremeRateはコントローラーをカスタマイズする部品を主に販売しているメーカー。
今回買ったシェル以外にもボタンを導電性ゴムからマウスのような独立したスイッチに変更する物や、スティックのドリフトを補正する基盤、背面ボタン追加シェル等、正規のコントローラーを上位グレードのコントローラーへカスタマイズできる部品を販売している。
背面ボタンを追加する物は基盤と一緒にシェルを合わせて販売しているので多少分解経験があればカスタムはたやすい。
PS5のdualsense、PS4のデュアルショック4、Switchのプロコン、XBOXの箱コンとCS機すべてのコントローラーのパーツがあるので自分が持っている正規コントローラーをアップグレードしたい人にお勧め。
開封
今回購入したのはプロコンのスティック部分が8角になったシェル。カラーはマットホワイト。
箱はシンプル。ロゴの下にPLAY DIFFERENTと書いてあるけどこれは多分スローガン。Razerでいうfor gamers by gamersと同じポジかな。
開けると大き目の袋の中にシェルと説明書、ネジとドライバーが入った袋の3つが入っていた。
説明書の表紙がゲームボーイ風になっていてこだわりを感じる。中は英語のみでの記載で、内容はeXtremeRateのブランド説明と質問はURLから調べてほしい事と6カ月保証がある事って感じ。
色ムラもなくちゃんとマットなホワイトが届いた。肌ざわりが気持ちいい。
今回頼んだのはLR部分とボタンを除いた部分のシェル。パーツは4種類。
ドライバーは2本付属していて黒い方が00サイズ(2.0mm)でオレンジの方が0000サイズ(1.4mm)。
ネジはもともとプロコンについていた物と同じ物が予備2本分+して同梱されていた。
このセットさえ買ってしまえばドライバー要らずネジ要らずなのでお手軽なのは非常に良い。ドライバーはおまけレベルなので回しづらいし手が痛くなるのは妥協点。
プロコン分解
組み付けるためにプロコンを分解。半年ぐらいしか使っていないはずだが全面クリアパネル部分がてかっていたりとちょい汚い。
まずはグリップ部分を外す。左右両方の底面にネジが1本ずつあるのでネジを外してグリップを外す。
次に裏面のバックプレートを外すために左右合計4か所の銀色のねじを外す。
外したらバッテリーを取る。分解しながら思ったけどバッテリーを最初に外さなきゃ分解出来ない仕様になっているの凄い。バッテリー交換も簡単だしデュアルショック4よりかなり良心的な印象。
赤まると青まるのネジを外す。青まるの所は入口が深いので大き目のドライバーだと入らないかも。付属のドライバーならすんなり入る。
上下に分解する。この時基盤同士を繋げているフレキシブルケーブルがあるので無理に引っ張らない事。
HD振動の部分が両面テープでくっついているので力加減を調整しつつゆっくり開ける。
フレキが見えたら黒いロック部分を上に上げてフレキを引っこ抜く。
二枚おろし完了。下のスティックがついた基盤の方はこれ以上弄らないのでなくさない様にネジと一緒にまとめておいておく。
前面パネルとボタンを取り外すために4か所のネジを外す。今回はLR部分は弄らないのでフレキはそのままでよい。
全部ばらした部品。写真だとLR部分も取ってしまっているが実際はとらなくてOK。これで分解は終了。ここからパーツを変えて元に戻していく。
eXtremeRateのシェルに組み替え
変える部分のパーツが下画像。先ほどと逆の手順で元に戻す。
ボタンをはめてからLRとボタンの基盤を取り付け。
二枚おろしの反対側と合体。フレキの接続が少し難しいので慎重に接続する。
ねじ止めしてバッテリーを入れる。
半透明のバックプレートから新しい白色のプレートに付け替える。背面ですでにおしゃれ感が漂ってきてる。
最後にグリップを取り付けて完成。シンプルな感じが素晴らしく私好み。
完成&使用感
完成。美しい。
DS4も白なので並べるとさらに映える。
特にがたつきもなく隙間も少なく金型精度はかなり良いと個人的に思う。
↑LED部分
↑USB部分
↑裏
因みにグリップを純コンに戻すとモノクロ感があってこちらも素敵。
使用感
当たり前だけど斜め移動は格段にやりやすくなったので、スティック補正で8角アシスト通りに動かしてみた。
見てわかる通りGCと遜色ない動きに。
eXtremeRateの8角シェルは通常のプロコンシェルと比べて入力の最大幅が2mm程度増加するので使用感はGCコンに多少近くなる感じがした。といってもスティックの柔らかさは変わらないので使用感はGCとは程遠い。
入力までの幅が感覚的に広がったので慣れるまで少しだけ違和感は感じるかもしれない。
↑プロコンの直径は1.8cm程度
↑eXtremeRateの8角シェルの直径最大値がは2mm
↑最小値はプロコンと同じ1.8mm
付け替えてから2時間程度スマブラをしてみたが、最初に話した通り、攻撃のシフトやジャンプ角度の付け方がかなりやりやすくなった。所詮VIPレベルでの乾燥ではあるが、違いはかなりあると自負しておく。
2000円程度でこの操作感になるし見た目も自分好みになるので全然買いな選択肢ではあると思う。
大会での使用について
グレーゾーンではあるがスマブラはコントローラーにかなり寛容。大会にもよるだろうがこの程度のカスタムなら出れるかもしれない。
最近はPhobコンと言って基盤自体を特殊な物にしたGCコンが売っている。跳ね戻りが起きない様にしたりとファームウェアを弄る事が出来るまさに最強のコントローラー。こいつが禁止でないならこの程度のカスタムのコントローラーなら大丈夫であろう。
唯改造コンには違いないのでもし大会に出たい人はFAQを読んだうえ大会主催者に連絡は必須。運営者に無駄な迷惑はかけない様にしよう。
因みに私は大会等一切出るつもりのない一般VIPプレイヤーなので今からはeXtremeRateの8角シェルで楽しんでいこうと思う。
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